メ タ リ ン
AORN JOURNAL   FEB, 1987, VOL45, No.2
アルミコーティングドレッシングを使用シヨウすると、
        外傷に より付着しにくい
フィラデルフィア、Temple大学ダイガク研究者ケンキュウシャによると、アルミコーティング ビスコース レーヨン
ドレッシングは医師が日常的に使用するコットンガーゼや非粘着性ドレッシングより
外傷ガイショウイチジルしく付着フチャクしないという。
キズ付着フチャクしにくいことにクワえて、アルミコーティングドレッシングは、イチジルしいチガいではないが
皮膚ヒフ表面ヒョウメン細菌サイキン抑制ヨクセイ作用サヨウをよりツヨシメした。
研究者ケンキュウシャによると、皮膚ヒフ湿度シツドやドレッシングにタイする皮膚ヒフ反応ハンノウ度合ドアいにチガいはられなかった
ということだ。
それらのドレッシングを比較ヒカクするために101ニン患者カンジャ使用シヨウした。
上半分ウエハンブンをアルミコーティングドレッシング、下半分シタハンブンをコットンガーゼか粘着性ネンチャクセイドレッシングで、
処置ショチをした。
24時間後ジカンゴそれらのドレッシングを除去ジョキョした。
研究者ケンキュウシャはドレッシングのキズへの付着フチャクやドレッシングテン皮膚ヒフ湿度シツドオヨ反応ハンノウ記録キロクした。
皮膚ヒフ組織ソシキ培養バイヨウった。
結果ケッカは38ニンの患者の傷にタイして、日常ニチジョウのドレッシングはアルミコーティングよりツヨ付着フチャクし、
アルミコーティングドレッシングのホウがより付着フチャクしたのは2ニンだけだった。
ノコりの39ニン患者カンジャのうち29ニンは、どちらのドレッシングでも付着フチャクせず、10ニン同程度ドウテイド付着フチャク
であった。
研究者ケンキュウシャによると、キズ付着フチャクしないことはドレッシング交換コウカンサイ患者カンジャイタみをカンじないというテン
重要ジュウヨウであり、移植イショクのような付着フチャクしないパッドを必要ヒツヨウとするキズにとって重要ジュウヨウ利点リテンであろうと
いうことである。
さらにアルミコーティングドレッシングが、日常ニチジョウのドレッシングにクラべてより細菌サイキン繁殖ハンショク抑制ヨクセイ
シメしたが、結果ケッカ顕著ケンチョではなかったということである。
ドレッシングのアルミソウ高真空コウシンクウ蒸着ジョウチャク工程コウテイによりコーティグされており、カク繊維センイウスショク
ベールでオオっているためフォイル表面ヒョウメンナメらかであると同時ドウジ通気性ツウキセイがあるという。
この研究ケンキュウはInfections in Surgery の10ガツゴウ報告ホウコクされている。
Brief Report        1986 10ガツ  INFECTIONS in SURGERY
手術シュジュツ外傷ガイショウ清潔セイケツタモつために
アルミコーティング ドレッシング vs コットンガーゼ と テルファ
(吸収パッド付サージカルドレッシング)
Sheryl Garton,  B.S., Anthony J. Comerota, M.D., Kenneth R. Cundy, Ph. D.
Temple 大学ダイガク フィラデルフィア
汚染されていない外傷に対する、アルミコーティング レーヨン ドレッシングの物質的ブッシツテキ細菌学サイキンガクテキ特性トクセイが、
医師イシによって、日常的ニチジョウテキ使用シヨウされるコットンガーゼやテルファドレッシングと比較ヒカクされた。
アルミコーティングドレッシングのホウキズイチジルしく付着フチャクしないことが判明ハンメイした。
皮膚ヒフ表面ヒョウメン細菌サイキン抑制ヨクセイ傾向ケイコウ観察カンサツされた。
皮膚ヒフ湿気シッケ反応ハンノウチガいはなかった。
キーワード:ドレッシング、外傷ガイショウ
術後ジュツゴ感染カンセン防止ボウシ急速キュウソク単純タンジュン治癒チユ促進ソクシンにおいて、専門センモンテキ要因ヨウイン主要シュヨウ役割ヤクワリたす。
局部キョクブ麻酔マスイ使用シヨウ手術シュジュツマエジュツ準備ジュンビ細菌サイキン予防ヨボウ外傷ガイショウ閉鎖ヘイサ技術ギジュツ廃液ハイエキ装置ソウチは、外傷ガイショウ閉鎖ヘイサ
おいて重要ジュウヨウ要素ヨウソとして認識ニンシキされているけれども、ドレッシングには非常ヒジョウ配慮ハイリョである。
実際ジッサイ業務ギョウム習慣シュウカン使用シヨウするドレッシングにモトづくことがしばしばである。
一般的イッパンテキ使用シヨウするドレッシングの長所チョウショ短所タンショ客観的キャッカンテキ査定サテイもほとんどされない。
理想的リソウテキなドレッシングは、アナヒラいていて吸収性キュウシュウセイであり、付着フチャクしない、キズ表面ヒョウメン細菌サイキン繁殖ハンショク
抑制ヨクセイし、皮膚ヒフアレルギー反応ハンノウショウじないものである。
アルミコーティング ビスコース レーヨン ドレッシング(メタリン) vs 外科ゲカ医師イシ日常ニチジョウ使用シヨウする
ドレッシング(コットンガーゼかテルファ)の物質的ブッシツテキ細菌学的サイキンガクテキ特性トクセイ評価ヒョウカするために予想ヨソウされ
研究ケンキュウオコなった。
この研究の目的は、アルミコーティングドレッシングと標準のドレッシングとの間の浸出液の
吸収キュウシュウチガいがあるかどうか、アルミコーティングドレッシングは標準ヒョウジュンドレッシングより細菌サイキン抑制ヨクセイ
作用サヨウスグれているかどうか、アルミコーティングドレッシングは交換コウカンサイ標準ヒョウジュンドレッシングに
クラべて物質的ブッシツテキ付着フチャクナドの)利点リテンシメすかどうかを決定ケッテイすることだった。
外傷ガイショウ閉鎖ヘイササイに、1x1cmの開口カイコウのある滅菌メッキンされたプラスチックテンプレートを外傷ガイショウナカ
いて培養バイヨウ組織ソシキった。
その外傷ガイショウウエ半分ハンブンにアルミコーティングドレッシング、シタ半分ハンブン日常的ニチジョウテキドレッシング
(コットンガーゼマタはテルファ)を貼付テンプした。(1) それらのドレッシングはSelofix 通気性ツウキセイ
粘着性ドレッシングで皮膚ヒフ固定コテイした。
スベてのドレッシングは日常的ニチジョウテキ間隔カンカクスクなくとも24時間ジカンごとに点検テンケンした。
術後ジュツゴ24〜48時間ジカンにドレッシングを除去ジョキョした。
ドレッシング貼付テンプキズへの付着フチャク皮膚ヒフ湿度シツド皮膚ヒフ反応ハンノウ観察カンサツ記録キロクした。
皮膚ヒフ表面ヒョウメン組織ソシキ培養バイヨウ標準ヒョウジュンテキなやりカタカエした。
日常的ニチジョウテキなドレッシングは外科医ゲカイ通常ツウジョウコノむものを使用シヨウした。
この分析ブンセキでは通常ツウジョウドレッシングとして、コットンガーゼは69レイ
テルファは10例だった。
メタリンウーンドドレッシングは比較的ヒカクテキ
新しい製品で、FDAは510-K クラス1
医療装置として分類していて、
不織布ビスコースレーヨンとコットン
から成る、3層のウーンドパッドである。
ダイ1ソウは 100% ビスコースレーヨンで、
60mg Al/uのアルミニウムコーティング
されている。
第2層は 40% ビスコースレーヨン、
60% コットンである。
ダイ3ソウは 85% ビスコースレーヨン、
15% コットンである。
ウーンドパッドには多数タスウコウ
開いているので、
血液や浸出液はニードルホールによって生じる
通気性ツウキセイによりショク吸収キュウシュウソウ拡散カクサンされるとカンガえられる。
そのデータは分析ブンセキされ、1ツイ実験ジッケン正確セイカクな2コウ確率カクリツによって、
分析され統計学的意義を推定した。
結果ケッカ
101ニン患者カンジャ調査チョウサした。
22ニン実施ジッシ要綱ヨウコウ不適応フテキオウショウじた。
79ニンがウーンドドレッシングの物質的ブッシツテキ特性トクセイ(付着等)の分析ブンセキ対象タイショウとなった。(ヒョウT)
この79ニンのうち5ニン培養バイヨウ方法ホウホウ中止チュウシされ、74ニン細菌学的サイキンガクテキ評価ヒョウカされた。(ヒョウU)
付着フチャクは3段階ダンカイ判断ハンダンした。
1段階 全く無し/点状態の付着   2段階ダンカイ 中程度チュウテイド付着フチャク   3段階ダンカイ 強度キョウド付着フチャク
38ニンについて、アルミコーティングドレッシングにクラべて日常的ニチジョウテキドレッシングのホウがよりツヨ付着フチャク
スクなくとも1段階ダンカイ)をシメした。(P<0.001)
アルミコーティングドレッシングのホウがよりツヨ付着フチャクシメしたのは2ニンだけだった。
ノコりの39ニンのうち29ニンはどちらのドレッシングも付着フチャクシメさず、ノコりの10ニンはどちらのドレッシングも
同じくらいの付着であった。
ドレッシング交換コウカン残留ザンリュウしている湿度シツド顕著ケンチョチガいはなかった。
手術シュジュツシツで10³以上イジョウのコロニーが培養バイヨウされたキズはなかった。
日常的ニチジョウテキドレッシングにクラべて、術後ジュツゴ10³以上コロニーをショウじるメタリンドレッシングはより少数ショウスウであった。
コットンガーゼにクラべてメタリン貼付テンプキズにおいて皮膚ヒフ表面ヒョウメン細菌サイキン抑制ヨクセイタシかな傾向ケイコウがあったが、
そのチガいは統計上トウケイジョウ顕著ケンチョシメさなかった。(P=0.083)
テルファを使用シヨウしたキズは10³以上イジョウのコロニーが培養バイヨウされなかった。
この研究ケンキュウられた陽性ヨウセイ培養バイヨウの80%(8/10)は表皮ヒョウヒブドウ球菌キュウキン成育セイイクであった。
アルミコーティングドレッシングの陽性ヨウセイ培養バイヨウスベ表皮ヒョウヒブドウ球菌キュウキン成育セイイクであったが、ガーゼドレッシ
ングの7レイのうち5レイ表皮ヒョウヒブドウ球菌キュウキンであり、2レイはブドウ球菌キュウキンシュ(アルファブドウ球菌キュウキンノングループDと
ヨウケツブドウ球菌キュウキン ノングループD)であった。
臨床リンショウテキ感染カンセン外傷ガイショウ悪化アッカしたものはなかった。
概説ガイセツ
この研究ケンキュウシメすことは、メタリンウーンドドレッシングは、コットンガーゼドレッシングよりキズ付着フチャク
せず(P<0.001)、またテルファよりもキズ付着フチャクしない(P<0.017)ということである。
この特性トクセイはドレッシング交換コウカン患者カンジャイタみをカンじないということにとって重要ジュウヨウなことであり、
アタラしい皮膚ヒフ移植イショクキズのような付着フチャクしないパッドを必要ヒツヨウとする場合バアイのウーンドドレッシングにおいて
重要ジュウヨウ潜在的センザイテキ利点リテンとなるであろう。
メタリンウーンドドレッシングパッドのアルミニウムソウコウ真空シンクウ蒸着ジョウチャク工程コウテイによりコーティングされ、
ウスショクベールでそれぞれの繊維センイ包囲ホウイするので、通気性ツウキセイがあリ浸出シンシュツエキによって妨害ボウガイされずに
フォイル表面ヒョウメンナメらかな状態ジョウタイにする。
アルミニウムは抗菌コウキン作用サヨウつだろうと暗示アンジすることが証明ショウメイされている。
Gristinaタチ1はアルミ合金ゴウキンなどいくつかの金属キンゾクのあるところで生体セイタイガイ細菌サイキン繁殖ハンショク抑制ヨクセイのテストを
オコなった。カレらはアルミニウムは細胞サイボウ反応性ハンノウセイタカいので選択センタク細菌サイキン毒性ドクセイショウじることを見出ミイダした。
またアルミニウムエン抗菌コウキン物質ブッシツとして作用サヨウする可能性カノウセイがあるので、研究者ケンキュウシャ運動ウンドウ選手センシュアシ2
そう(にきび)3慢性マンセイモウノウエン4ワキがのホソキン繁殖ハンショク抑制ヨクセイ5治療チリョウにそれらを使用シヨウしている。
メタリンウーンドドレッシングの抗菌コウキン特性トクセイはコットンガーゼにクラべてより抗菌コウキン傾向ケイコウシメしていたが
結果ケッカ統計的トウケイテキ顕著ケンチョではなかった。テルファを使用シヨウしたガイキズレイ少数ショウスウであったが、テルファにクラべて
明白メイハク抗菌コウキン利点リテン明白メイハクではなかった。
この分野ブンヤサラなる研究ケンキュウは、トク汚染オセンされた外傷ガイショウにより正当化セイトウカされている。
メタリンドレッシングを使用シヨウするホカ利点リテン外傷ガイショウオオきさにわせてカットしやすいことと装着ソウチャクカン
吸収力キュウシュウリョクによりアキらかにスグれているコトのようである。
             
ヒョウ T
ウーンドドレッシグの物質的ブッシツテキ特性トクセイ*(付着ナド
             
  日常ニチジョウテキ アルミコーティング
  ドレッシングのホウ ドレッシングのホウ
  どちらのドレッシングも どちらのドレッシングも よりツヨ よりツヨ
トク  セイ     同等ドウトウ    
アルミコーティングドレッシング  
vs ゼンての日常的ニチジョウテキドレッシング(N=79)  
ヅケ  37%(29/79) 12%(10/79) 48%(38/79)** 3%(2/79)**
湿シツ  タビ 96%(77/79)  0%  3%(2/79) 0%
皮膚ヒフ反応ハンノウ 95%(75/79 1%(1/79)  0% 4%(3/79)
             
日常的ニチジョウテキドレッシング  
としてのガーゼ(N=69)  
ヅケ  41%(28/69) 9%(6/69) 48%(33/69)** 3%(2/69)**
湿シツ  タビ 98%(68/69) 0%  2%(1/69) 0%
皮膚ヒフ反応ハンノウ 94%(65/69) 2%(1/69)  0% 4%(3/69)
             
日常的ニチジョウテキドレッシング  
としてのテルファ(N=10)  
ヅケ   10%(1/10) 40%(4/10) 50%(5/10)⊺ 0%⊺
湿シツ  タビ  90%(9/10)  0% 10%(1/10) 0%
皮膚ヒフ反応ハンノウ 100%(10/10)  0%  0% 0%
             
*術後ジュツゴ24〜48時間ジカンにドレッシングを交換コウカンするサイ観察カンサツ皮膚ヒフ湿度シツド皮膚ヒフ反応ハンノウカンしてドレッシングカンチガいは
  なかったが、付着フチャクテンでガーゼやテルファにクラべてアルミコーティングドレッシングにはイチジルしい利点リテンがある。
**P<0.001(片側カタガワ確率カクリツ)  
⊺ P<0.017(片側確率)  
             
             
ヒョウ U
外傷ガイショウ細菌学的サイキンガクテキ特性トクセイ*
             
  どちらのドレッシングも どちらのドレッシングも 日常ニチジョウテキドレッシング アルミコーティング
  あり ドレッシング
      ≧10³ ≧10³ ≧10³ ≧10³
アルミコーティングドレッシング  
vs ゼンての日常的ニチジョウテキドレッシング(N=74) 87%(64/74) 1%(1/74) 9%(7/74)** 3%(2/74)**
ガーゼ(N=64) 84%(54/64) 2%(1/64) 11%(7/64)⊺  3%(2/64)⊺ 
テルファ 100%(10/10) 0% 0% 0%
   
             
*最初サイショのドレッシング交換コウカン培養バイヨウ。10³以上イジョウ細菌サイキン増殖ゾウショクした外傷ガイショウカズは、アルミコーティングドレッシングとコットン
  ガーゼを比較ヒカクして強い傾向は明白だが、顕著な違いはなかった。  
  テルファと比較ヒカクしてチガいはなかった。  
**P<0.083(片側カタガワ確率カクリツ)  
⊺ P<0.082(片側確率)  
             
編集ヘンシュウ後記コウキ            
医師イシがドレッシングを選択センタクするサイは、個々ココ場合バアイ通常ツウジョウ非合理ヒゴウリであるが、オモ経済性ケイザイセイ重視ジュウシの問題で
である。  
無数ムスウ種類シュルイのドレッシングが製造セイゾウされ販売ハンバイされていて、いくつかの重大ジュウダイ秩序チツジョによりコストが様々サマザマ
ある。有効性ユウコウセイ比較ヒカク研究ケンキュウはほとんどされていない。  
傷口キズグチじている外傷ガイショウのドレッシングはおそらく基本的キホンテキわっていないが、傷口キズグチいている
外傷ガイショウのドレッシングは急速キュウソクわるだろうし、比較ヒカクテストはより重要ジュウヨウになるだろう。  
          Thomas K. Hunt, M.D.